銅合金鋳物
銅合金鋳物とは
変電所のターミナルに銅合金鋳物が使用されています。
銅合金鋳物は、銅合金を溶融させた状態で、型に流し込んで成形することで作られます。
銅を主要成分とする銅合金は高温でも熱伝導性が良く溶融点が高いため、耐熱性も高いです。
そのため、自動車や航空機・産業機械など高温や強度を要求される用途でよく使われます。
例えば、その高い導電率80%以上を保証する特徴を活かし変電所のターミナルのような電気を通す部品にもよく使われます。
青銅鋳物はバルブなどの水や気体の圧力を塞ぐ耐圧性が必要な部品に使われます。
また、長期間海水などにさらされるインペラのような耐腐食性が要求される部品にも使われます。
- 銅合金鋳物の主な材質
- 純銅、青銅、リン青銅、鉛フリー青銅、他
銅合金鋳物製品一覧
純銅ターミナル(約20kg)
電力機器の通電部品として使用しています。
青銅バルブ(左:約5.8kg、中央:約1.7kg、右:約0.7kg)
家庭、ビルの水道用バルブの本体部品として使用しています。
青銅インペラ(約120kg)
ポンプに組み込む羽根車として使用しています。
循環型社会「3R」を目指した鋳物製品
寿工業は持続可能な循環型社会目指し、「3R」に貢献をしています。
3Rとは、Reduce(削減)、Reuse(再利用)、Recycle(リサイクル)のことを指します。
製品製造中の過程での廃棄物を削減し、できるだけ再利用することや、廃棄物を原材料にして、
新しい物を作ることで、資源を有効に活用することを目的とした考え方です。